くすぶる介入への警戒感、中川財務相がけん制発言
株安を背景に円のじり高地合いが強まってきたことで、市場では為替介入をめぐる思惑が交錯している。急速な円高が進んだ10月に比べると円高進行のピッチが緩やかなことから、前回安値の「90円付近まで介入は行われないのでは」(外銀)との観測の一方、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)や緊急首脳会合(金融サミット)などが急激な為替変動に強い懸念を示し続けていることで、「次に10月のような円急騰局面があれば、水準に関係なく(介入で)押さえにくるかもしれない」(別の外銀)とする見方も出ている。
中川昭一財務相兼金融担当相は21日の講演で、為替相場について「急激な市場の変動は好ましくない。そのために、取るべき対策は取っていかなければならない。われわれに与えられた権限の中で、急激な変動には断固として対処しなければならない」と述べた。